椎間板ヘルニアは、人間が二足歩行を開始したときから宿命として付いて回る病気である、などと言われますが、実際には人間以外の動物、つまり二足歩行をしない動物も椎間板ヘルニアを発症することがあります。
空前のペットブームなどとも言われる日本には、ペットを飼われている方がとても多くいらっしゃるわけですが、可愛がっているペットが椎間板ヘルニアかどうか、常に心配されている方も多いようです。
ペットですからその表情によって大体の感情がわかるとも言われますが、椎間板ヘルニアかどうかまではやはりなかなか判断は難しいと言えます。
例えば、犬の椎間板ヘルニアでも痛みがあります。また進行によってかなりの痛みが起こります。犬の背骨、脊椎は、首の部分が7個、そして胸は13個、腰は7個、仙骨は3個と、人間よりも椎骨が多く、また椎間板もそれだけ多いわけですが、犬種によって椎間板の成分量が違います。
つまり犬によって椎間板ヘルニアになりやすい犬種、そしてなりにくい犬種とに分かれてきます。しかし重力に逆らう度合いが極端に違い、また背骨の構成もあまり変わらないのに何故椎間板ヘルニアにかかるのでしょうか?
これはまず、飛び回ったり身体を捻るなどの激しい運動をよくしますから、その際の衝撃や、加齢による骨の老化、また肥満体質なども大きく関係してくるようです。
またこの中で肥満については、飼い主の責任であると断言できるかもしれません。食事を甘やかして与えていたり、運動をあまりさせていなければやはり肥満は起こります。
また軽度の椎間板ヘルニアの場合は背中をよく丸め込んだり、運動を極端にしなくなり、背中をなでられると嫌がる、などの症状が顕著ですが、症状が進行すると後ろ足に特に力が入らずに、フラフラにならないと歩けなくなります。
前足だけで活動している、また排便がコントロールできない場合は重度と言えます。予防には勝手に暴れさせるのもよくありませんし、過度の運動をしないようにしつけることも大切です。
もし愛犬の様子が少しでもおかしいと感じた場合は、出来るだけ早く獣医に見せて判断を仰ぐようにしてください。それが愛犬の病を1日でも早く治すための解決策になるはずです。
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