それは、「自分の縄張りを示す」ためです。犬は縄張り意識が強い動物ですから、自分の縄張りの目印として、臭いをこすりつけます。
つまり、犬が臭いを出すと言うことは、自分の縄張りを示す役割を果たしているのです。
逆に臭いがない犬は、何か病気にかかっているか、
具合が悪いと言うことが伺えます。
また犬は一生洗わなくても命に何の影響もありません。つまり、犬が生きていく上で体を洗う必要がないということです。ですので、犬にしたらシャンプーをされるということは、実は迷惑行為なのです。
シャンプーをされ、自分の臭いが奪われるということは、縄張りを示すことができなくなるということです。そうなると、犬の体内では自分の体臭を出さなくていけないと働きが強まり、結果、強い匂いを発することになります。
つまり、シャンプーをするということは、犬の臭いを更に強めてしまう原因になってしまうのです。
また、犬の体の中でも特に臭いが強い部分は耳だと思います。ですが、耳の臭いが強いのにもきちんとした理由があります。
それは、「フィラリアから自分の命を守る」ためです。フィラリアとは、フィラリアという寄生虫が犬の心臓に寄生する病気です。
この病気は犬の3大疾患病と言われ、死亡率№1と言われています。このフィラリアは主に蚊が運んでくる病気で、現代医療が発達したとはいえ、未だに犬の死因のトップに入っています。
つまり、耳から強い臭いが発せられる原因は、このフィラリアを運んでくる蚊の侵入を防ぐためなのです。つまり、自分の命を守るために本能的に耳から強い臭いを出しているのです。
飼い主さんはこのことを知り、耳の臭いは犬の命を守るためのものと理解してあげてください。
まとめると、
犬の臭いは自分の縄張りを示すためのもの。
自分の命を守るためのもの。
フィラリアを運んでくる蚊の侵入を防ぐため。
このような理由があるため、犬という動物は臭いを発するのです。ですので、犬は臭いを発する動物だという認識を飼い主さんが持ってあげることが大事です。
無理に体の臭いを取ったり、耳の臭いを取ってしまうことは、犬の命を危険にさらすだけでなく、犬の臭いを返って強めてしまうことになり、逆効果になってしまうことを知ってください。
そうは言っても、一緒に暮らす以上はあまり強い臭いは飼い主さんとしてはなんとかしたいものですよね。
そこで、守っていただきたいのは「シャンプーは月に1回」これを守ってください。月に1回程度のシャンプーであれば、何の問題もありません。
ここまで、何故犬が臭いを出すのか色々とお伝えしてきましたが、「犬の臭い」について、充分な知識が得られたと思います。臭いは犬にとって必要なものなのです。
犬は臭いを出すものという意識を飼い主さんが持てば、それほど気にすることはなくなると思います。
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